音と共に生きる
聴覚は生まれる前から、亡くなった後まで
私たちは、お母さんのお腹にいる時から音を聞き始め、聴覚が発達し始める。
そして、人としての生命が断たれた時に一番最後まで残っているのが、聴覚とも言われています。
だから例え心臓が動かなくなっていても、体に対して「声は届いていますよ」と言いますよね。
音と共に生きているのは、空気がまわりにあるのが当たり前のようになっていて、「ずっーと音と共に生きている」ということに気づきにくくなっているかもしれません。
音・音楽は人に影響を与えてくれるもの
いまこの瞬間も、いかなる瞬間も私たち人間は、音と共に生きています。
人の耳には音として認識できない音も、注意を向けてみると、肌で、体で、全身で感じているのはお分かりになるでしょう。
音も音楽も、その時の気分に影響を与えています。
気持ちよくなったり
騒々しくて耐えられなくなったり
勇気づけられたり
涙があふれたり
楽しくなったり
ある時にヘビロテして聞いてた音楽が、いまでは「何であの曲が好きだったんだろう?」って思ったり
さっきまで気持ちよく聞いてた音楽が、ある出来事の発生によって「聞きたくない」と思ったり
歩いている時にかかっていた音楽で、昔の記憶がよみがえったり
音楽を通じて言葉が通じない人とつながることができたり
夏祭りの太鼓の音で心が揺さぶられ
風鈴の音に夏の暑さに中に涼しさを感じ
波の音に癒され
そよ風の音に心地よさを感じ
鳥の鳴き声に季節を感じ
ただ音を聞いているだけで
ただ声を聞いてるだけで
本能的に心も体も反応する
本人の思考は介さずに
(きっと、プロの音楽家のかたとか、音が色に見えるかたとかは思考が介在するんでしょうけど。)
だから、どんな音とかかわるかによって、心も体も変わってくるんです。
自分に合った音・音楽探しをしたら、ストレスが減るに違いありません。
いろいろな「サウンドヒーリング」がありますが、「音で人がいやされる」のは納得ですね!