「セロトニンてやっぱりスゴイ」と実感したこと②

朝が苦手なのは辛いこと

私は長年に渡って、朝起き上がるのが苦手でした。
過去形で書いたのは、セロトニントレーニングを続けていることやストレス対処がうまくなったっことで、必要なレベルのセロトニンが分泌されて自律神経のバランスが整った状態をキープできるようになり、朝がそんなに苦手ではなくなったからです。

記憶にあるのは中学生以降。
朝は頭も体も重くて、なかなか起きることができない。なので、中学校まで徒歩5分の距離だったにも関わらず、始業ギリギリの時間に登校していました。高校は電車通学でしたが、友人と毎朝同じ時間の電車に乗るために必死に起きていました。
母から「早く起きなさい」と言われる声が耳にも頭にも響いて、朝からイライラしていたことも記憶しています。

高校卒業後に親元を離れましたが、一人で起きるのは本当に大変で朝は自分と格闘しながらのスタートだったものの、親からの干渉から離れられたため、授業に遅刻したこともしばしば。
社会人になってからは、「おはようございます」と挨拶した後に、先輩や上司から半分冗談で「今朝も機嫌悪いねー」とか、「誰かに襲われた後のような顔してるよ」なんて言われる始末。当時、通勤時間10分程だったので朝起きてから会社に着くまでの時間が短く、会社に着いても体が目覚めておらず、無表情で挨拶も棒読みだったからでしょう。
午後になると、「お前が調子いいのは今からだ」と言われてたのも思い出します。確かに、午前中はあまり頭が働かず、仕事の能率が低かったと思います。

なので、朝が苦手なのは体質だと思っていました。
もちろん、夜遅くまで起きているとか、社会人になってからは睡眠時間が極端に減ったとかの影響もあったはずですが、朝スッキリした目覚めという体験が極端に少なかったので、私が朝から調子いい訳がない、という思い込みもあったと思います。（社会人になりたての頃は、睡眠時間が平日は平均3時間程で、お休みの日に寝だめしてました。）

当然、仕事に影響がでては困るので、朝起き上がれるようにいろいろと試し、仕事に影響が出ないように努めました。
それでも、朝が苦手なことには変わりありせんでした。
立ちくらみも多かったですし、電車通勤になってからは満員電車に乗っていて座り込むこともしばしば。

とても体調が悪くなると、朝アラームが鳴って目覚まし時計を止めようと体位を変えるだけで、貧血を起こしていました。
ですので、そうなってしまった場合は、朝は2時間かけて起きていました。
病院で検査してもらった結果、「起立性低血圧症」と診断されました。立位と臥位で体位を変えて、血圧を測ることを繰り返すのですが、体位を変えても血圧がうまく調節されない、つまり自律神経機能がうまく働かない状態で、自律神経が乱れてたのですね。
病院では、体位を変える時にゆっくりと変える指導と血圧を上げる薬を処方されました。

10年程前に過労で心も体も動かなくなる経験をし、そこから健康にも強い関心をもちヨガや食事療法、ストレス軽減に努めたり、や生活習慣を変えることなどにより、朝の苦手加減は以前よりは改善されましたが、それでもいつも朝ちゃんと起き上がることができて、朝から元気な人をうらやましく思っていました。

セロトニンで朝が楽になる♪

そんな私が、「セロトニンがしっかりと分泌されれば、自律神経のバランスが整い、朝も楽に起き上がることができる」と知った時、驚きと喜びでいっぱいになりました！
半ばあきらめていた朝のスタートが変わるかもしれないのです。
以前、アーユルヴェーダを学んだことがあり、夜型だった生活を朝型に改めることにより、体が楽になったのは感じていたのですが、もっと快適な朝を迎えられるかもしれないと思い、期待で胸がいっぱいになりました。

その後、セロトニントレーニングを進めていくことにより、確かに朝の起き上がり、朝の心の状態、朝の体や頭の重さに変化が生じるのを感じられました。まだ、アラーム消したらすぐ起きて頭スッキリというレベルには達していないものの、アラームが鳴った後にあまり時間を置かずに起きれますし、起きた後はしばらくぼーっとする時間をもたなくても、すぐに動くことができます。起床後はお水を飲んで、その後に15分程度セロトニンエクササイズをやると更に体も心もスッキリして、何よりも会社では朝から集中力が働いて仕事がはかどっています。

以前の私であれば、朝にエクササイズをやるくらいなら寝ていたいと思っていたはずです。
ですが、セロトニンが増えることでの変化を感じられ、朝が楽になったので「これは続けたい」という気持ちになれたのです。

朝が苦手な方は、楽な朝に変えることができるチャンスです。
その朝の苦手、セロトニン不足からくるかもしれませんよ。

なんと、休みの日は遅くまで寝ていたいと思うタイプでしたが、休みの日も早めに起きることができるようにもなりました！

爽やかな朝、手に入れましょう♪