出すこと・手放すことへの意識
アーマをつくらない、溜めない
アーユルヴェーダで病気のもととなると考えられているもの、「アーマ」。
アーマは未熟という意味で、未消化物⇒毒素と捉えられています。
食事をして消化しきれないものが、毒素となって体中を流れていき、血管やリンパ管などの管に付着する。そして、やがて病気を引き起こすという考え方です。
故に、アーマをつくらない、溜めない、食べたものは栄養として体に吸収させると共にしっかりと消化させること、老廃物や毒素はきちんと排出することが大切になってきます。
一般的に宿便は、3-5kg程度溜まっていると言われていますよね。
やはり、体にとって必要以上なものは溜めずに、出したほうが良さそうです。
私たちは様々なものが循環している中で、生きています。
入れたものに対しキャパシティを超えてしまえば、詰まったりあふれ出てしまったりしますよね。
そうなってしまえば、新たなものを入れることが厳しい状況になってしまいます。
「入れたら出す」
この基本的なことに、どれだけ意識を向けられているのでしょうか。
どれだけ出来ているのでしょうか。
※食べ物は体に入れたらそのまま出すのではなく、そこには消化・吸収という重要なプロセスもあり、そこもとっても大切です!
出せばスペースができる
食べたいものを食べて、あるいは何でもいいからとお腹を満たす。
出すことへの意識はどこにあるのだろう。
今日も一日動いて、考えて、疲れて…。
いつも、その疲れが残ったまま眠ってしまう?
嫌なことがあった。つらい、しんどい、もう嫌だ!
放置したその気持ちは、どこへいくのだろう?
適切に出すということをしていかないと、心も体も毒素がたまっていきます。
許容量を超えたストレスによって、心も体も疲弊していきます。
幸いにも人には自己回復力が備わっているので、ある程度は自然治癒しますが、知らず知らずのうちに悪いものがたまれば、いつか病気という形で姿を現すでしょう。
健康でいるためには、出す意識、出す習慣が必要です。
ぜひ、出すということへ意識を向けてみてください。
呼吸も吸って吐いてを繰り返し、循環していますが、吸うことへの意識より吐くことへの意識が呼吸量を増やしてくれます。
吐ききれば自然に吸うことができます。
吐ききれば吸える量を増やすことができます。
日常生活でも出すことへの意識をおいてみてはいかがでしょうか!
買った食品はいつどのように使うのか。
買った洋服や物はどのタイミングで処分・リサイクルするのか。
たまる埃や汚れはいつ掃除するのか。
不要なものは出しましょう。
不要なものは手放しましょう。
出したり、手放すことで、新しいスペースが手に入るのが嬉しいですね♪